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CINEMA REVIEW  シネマレビュー


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「ポストマン」1997年 ケビン・コスナー ウィル・パットン

荒廃した2013年のアメリカ、ホルニストというテロ集団と郵便配達人ポストマンたちの戦い!
ケビン・コスナーが「ダンス・ウィズ・ウルブス」から7年ぶりに監督・主演を果たした本作は、世界中から大ブーイングを巻き起こし、おすぎに「映画史上まれに見る駄作」と言わしめた。
そのわりにはわりと面白かったと思うのは私だけか?何ゆえポストマンがテロリストなんぞと戦わねばならんのかにも一応スジは通ってるし、ケビンとパットンのラストバトルもおそまつながら全体的に見ればあの程度で良いと思うし。
ていうか、ケビンがポストマンだなんて言わなければ何も起こらずにすんだのにな。一言で言えばハッタリ野郎の成り上がりストーリーですな。

☆☆☆




「マトリックス」「マトリックスリローデット」「マトリックスレボリューション」  1999〜2003年 キアヌ・リーブス キャリー・アン・モス

わざわざ私が感想を書くまでもないんだけどね。
1作目を見たときはもう目からウロコで、よくこんなストーリーを考えついたもんだと思ったが、2作目以降はネタ的に驚きはなかった。
ただもうアクションとCGはとにかくスゴい!たとえアクションシーンでポリゴンが荒くなってようが、ギクシャクしてようが笑って許しましょうよ、この際。
ただ理屈が多すぎてチンプンカンプンなところが多々あった。ウォシャウスキー兄弟自体が分かってない事を、見てる人が想像力で補完しないといけないのは正直しんどい。
内容はともかくドンパチだけ観てても楽しめるけどね。

☆☆☆☆☆




「ターミネータ3」 2003年 アーノルド・シュワルツネッガー クレア・デインズ

シュワちゃん州知事立候補のためのPR映画ですな。あらゆる点で期待ハズレだったが、トータルとしては面白かった変な映画。
今回の新型ターミネーターは体に数億個の武器を内臓しているとかいう設定だが、劇中では4つほどしか使わないし、2作目のターミネーターより弱かった。
しかも2作目から数年たって単なるヤク中のオッサンと化した主人公の見せ場は一切なし。全体的につじつまが合っておらず、思わず脱力のバッドエンドまで用意してあって、何かワケが分からんままにお腹いっぱいって感じ。
観てソンはないと思うけど。

☆☆☆




「ローラーボール」 2002年 クリス・クライン ジャン・レノ

数社の大企業が世界を支配する近未来。モータースポーツと球技をミックスさせたローラーボールという競技の選手が、その競技の番組視聴率に取り付かれたプロデューサーの陰謀に立ち向かうという話。過去の同名映画のリメイク。全体の映像はすごくカッコいいし、モーターボールというアイデアもすごくいいのだが、試合風景はストーリー上おまけみたいな扱いでガックリ。なんせ主役のクリス・クラインの顔立ちがオボッチャマすぎて、こんなハードなスポーツの花形選手にはみえない。でも、キレた演技のジャン・レノとクールなレベッカ・ローミン・ステイモスなど脇を固める役者陣がひじょうに良かった。

☆☆




「ロミオ・マスト・ダイ」 2000年 ジェットリー アリーヤ

対立するギャング団に弟を殺された主人公が復讐するというお話。「現代版ロミオ&ジュリエット」と謳っているように、主人公が恋する相手が敵ギャング団のボスの娘なわけですな。しかし全編どこをみてもロマンスムードなどほとんどないのでそういう期待をしないように。確かにジェット様のアクションは非の打ち所がないのだが、シナリオが目も当てられないほど滅茶苦茶。ギャングの弟を持つ兄貴が敏腕刑事というあたりで?なのだが、刑務所脱獄して人を殺しまくったあげく、彼女といっしょにハッピーエンドはないだろ!売りであるX−rayバイオレンスという見せ方のせいで、アクションのスピード感が損なわれた感じ。




「THE ONE」 2002年 ジェットリー カーラ・グジーノ

ストーリーを端的に述べるのは難しいのだが、この宇宙には125のパラレルワールドがあり、そこには125人の同一人物が存在する。で、根源的な力がそれぞれに125等分されているのだが、一人減るごとに124分の1、123分の1・・・と一人当たりの力の配分が多くなってくる。で、最後の一人(ザ・ワン)になった時、不老不死の超人が誕生するか、もしくは宇宙に歪みが生じて全宇宙が崩壊するかどちらかであると言われている。この設定を呑みこめるかどうかで評価が異なると思う。内容はザ・ワンになろうと自分の分身を殺しまくるユーロウ(ジェット)と、それを阻止するゲイブ(ジェット二役)のカンフー対決なのだが、ハナから相手を殺すつもりのユーロウと、負ければ死、勝てば自分がザ・ワンとなってしまうゲイブのそれぞれがおかれている立場が緊迫感を盛り上げる。それにしてもどっちかが不慮の事故で死んだりすれば即ザ・ワン誕生という危険なコイツラは、しっかり保護せんといかんのじゃないの!?この映画の「125人のジェット・リーのバトルロイヤル」という宣伝文句は、99%ウソ。

☆☆☆☆




「ジェイソンX」 2002年 レクサ・ドイグ ケイン・ホッダー

西暦2455年。汚染され生物がすめなくなった地球に降り立った星間探検隊が、仮死状態のジェイソンを実験用に捕獲してしまい、宇宙船がもうえらいことになる話。ご存知13日の金曜日の続編。メタルジェイソン(ジェイソンの最終進化形)がツボにはまったので観に行ったのだが、直視できない内容だった。う〜ん、昔はホラーとかスプラッター物もよく見てたのだが、年のせいか受け付けなくなってたみたい。前半はいつもの血がドピューってな展開で、後半メタルジェイソンが登場したところからは「エイリアン」のような閉塞状況パニック物に。だから後半はわりと楽しめた。近年の映画、TV,漫画などでは銃でパンとやるとコロッと死ぬみたいなものが多いのだが、こういうのを観ると死の痛痛しさとか、生生しさとかがストレートに伝わってくるよね。伝えて欲しくないが・・・。ジェイソン役のホッダー氏は裏唇に「KILL」の刺青をいれてらっしゃるそうな。無茶すんなよ・・・。




「X-MEN」 2001年 ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート

アメリカンコミックが原作の、ミュータントたちの超能力バトル。最近次々とアメコミ作品が映画化されているが、そのキリコミ隊長を担った作品。映像化に当たってところどころ映画オリジナルのアレンジが施されている。各キャラクターの見た目は、割と原作に忠実に描かれていると思う(特にサイクロップス)。ただマグニートをガンダルフ爺さんにやらすのはどうかなぁ。ボスキャラとしての圧倒的パワーみたいなものを感じなかった。全体的に王道な作りこみで、派手なCGやアクションはあるものの突出したものがなかったのは残念。観てもあまり印象に残るものがなかった。

☆☆☆




「アヴァロン」 2001年 マウゴジャータ・フォレムニャック ダリュシュ・ビスクプスキ

虚無感漂う近未来、人々はヴァーチャルリアリティの戦争ゲームに興じていた。名うてのプレイヤー、アッシュは、誰も見た者がいない幻のステージを目指し、架空の戦いに没頭する。主役のマウゴジャータ嬢がえらいベッピンさんだったので観たが、スクリーン上ではちょっとオバチャンでガックリ。何か面白くなりそうなところでハジけてくれないもどかしさを感じた。雰囲気とか世界観はとても良かったんだけどねぇ。多分に芸術を意識したような作りで辛気臭く、エンターテイメントとしてはいまひとつ。

☆☆




「バトルロワイアル」 2000年 藤原竜也 前田亜季

新世紀教育改革法、通称「BR法」によって、中学生の1クラスが最後の一人になるまで殺し合いをさせられるというお話。久々に邦画は面白いと思った。なんといっても教師北野を演じるビートたけしの抑えた演技がピカイチ。しかし死に様までエエ味出してた山本太郎、彼を中学生とするのはちょっと無理があるんじゃないの。どうにも救われないラストだけど、ハッピーエンドにしてほしかったなぁ。世の良識派はこの映画をR指定にしましたが、個人的には悪いものも観とかないと良いものがわからないと思う。問題なく面白い!

☆☆☆☆




「バイオハザード」 2002年 ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス

巨大企業アンブレラが地下に作り上げた秘密研究所ハイブ。そこで事故が起き、死者をゾンビとして蘇らしてしまうウイルスがばらまかれた。研究所で記憶を失い目覚めたアリスは、無事研究所から脱出できるのか。そして失われた記憶とは。ご存知人気ゲームが原作だが、ゲームのほうは全くどんなものか知らん。ゾンビをかいくぐっての脱出劇と、事故を起こした犯人の謎解きが同時進行で展開してくが、全体的に目新しいものはなかった。見所はミラ嬢のサービスショットくらい。ミラが主演じゃなければ☆マイナス1、ゲームをプレイしていれば☆プラス1といったところ。

☆☆




「トゥームレイダー」 2001年 アンジェリーナ・ジョリー イアン・グレン

「バイオハザードと同じく、こちらも人気ゲームが原作。財宝を奪ったり奪われたりという、一言で言えば女版インディ・ジョーンズ。内容はあまりないが、キャラクターに感情移入できるかどうかで評価が分かれると思う。個人的にはアンジー嬢がタフで切れ者で、おまけにベッピンさんなので、それだけで楽しめた。あまり深く考えずに観る映画。

☆☆☆




「ロボコップ」 1987年 ピーター・ウェラー ナンシー・アレン

犯罪グループに殺害された警官がロボットとして復活。自分を殺した奴らに正義の裁きを下す!ポール・ヴァーホーヴェン監督の最高傑作(と個人的に思っている)の作品。なんといってもピーター・ウェラーのロボットパントマイム!「うおお!これはまさにロボットじゃあー」と深く感銘を受けたのを覚えている。今でこそCGなんかでいくらでもリアルな表現ができるのだが、当時の技術でこの映画ができたのは正直すごいの一言!ストーリーもわかりやすくて、よく練れてると思う。3作目まで公開されたのだが、評価は2、3ともに低かった。2は確かにダメダメだけれども、3はけっこう面白いと思うんだけどな。ロボコップ愛用の銃、オートナインのデザインもイカす!

☆☆☆☆☆




「サルート・オブ・ザ・ジャガー」 1989年 ルトガー・ハウアー ジョアン・チェン

近未来、ジャガーと呼ばれる過酷な格闘技で、都を目指して戦い続ける戦士たちの物語。荒廃した近未来と、バイオレンスなスポーツとくればピンポイントでいけのの大好物ですな。ツインピークスのジョアン・チェンと痩せてた頃のルトガー・ハウアー(ウェドロックの時は見れたもんじゃなかったからなぁ)が体当たりの演技をみせてくれる。多少間延びはするものの、文明が滅びた世界の倦怠感がかもしだされてていい感じ。何気ないことだが、試合時間を計るのに時計がないので、石を投げた数で時間を計るというアイデアには驚いた。哀愁を誘うラストも秀逸!ぜひ観てみて!

☆☆☆☆




「ロード オブ ザ リング 3作品」 2001〜2004年 イライジャ・ウッド  ヴィーゴ・モーテンセン

よくもまぁトールキンはこんなストーリーを考えついたもんだ。なんていうか、規模的に三国志に匹敵するくらいの壮大なスケール。全部面白いが、とくに「王の帰還」では、セリフの一つ一つがいちいち感動して泣ける。なんのひねりもない話だけれども、人の心情を細かなところまで描ききっていて、おそらく万人が共感できる映画だと思う。もうとにかく、観てない人は絶対に観たほうがいい。上映時間がすんごく長いが、全く苦にならず、むしろもっと観ていたかった。文句なく☆5つ!

☆☆☆☆☆




「ハリーポッターと賢者の石」 2001年 ダニエル・ラドクリフ  ルパート・グリント

騙されたか、あるいは期待が大きすぎたのか・・・。はっきりいって幼稚すぎる。いじめられっこの少年が、ある日突然英雄扱いされて・・・みたいな話だが、その成功の過程に努力といった要素が全くないので、陳腐なおとぎ話といった印象を受ける。ハリーは世を救った英雄らしいが、ホウキに乗って飛ぶくらいしか能がないし、ハリー以下3名を待ち受ける地下迷宮の罠が、偶然にも3人の得意分野というご都合主義な展開も全く意味不明。ラストのボスがビックリするほど弱すぎ。続編もあるが全く興味なし。

☆☆




「マッドマックス サンダードーム」 1992年 メル・ギブソン  ティナ・ターナー

1作目ではマックスが家族を殺され非情のヒーローになる。2作目は映画史に残る名作(だと思う)で、ちょっと情を出したばっかりに裏切られる悲哀のヒーロー、マックス。で、3作目のサンダードームでは、何でマックスはこんなに甘チャンなの?確実に敵に止めを刺さなければならないシチュエーションで、ためらうマックスなんて見たくねぇよ!非情に徹するからこそマックスはかっこいいのに、マックスの甘い部分を前面に押し出してるので、前2作のファンは総スカンだろう。エイリアン3が大コケしたように、マッドマックスも2で止めとくのが無難。

☆☆




「コナン・ザ・グレート」 1981年 アーノルド・シュワルツェネッガー サンダール・バーグマン

奴隷戦士が王になるまでを描いた、ファンタジー巨編。シュワちゃんのハリウッド初進出作で、脚本が何気にオリバー・ストーンだったり、けっこうな力の入れようが感じられる。内容といったものはあまり無いが、ファンタジー好きの方はシュワちゃんのマッチョぶりと、女優たちのセクシーな衣装だけでご飯何杯でもいけるはず。良く言えば野性的、悪く言えば登場人物全てに知性が感じられないほど、蛮勇どもが出ずっぱり。まぁそこがこの映画のイメージにぴったりなんだけれども。特別面白いってわけでもないのだが、続編が見たくなる作品。しかし、セリフの少ない映画だなぁ。

☆☆☆




「ヒドゥン」 1987年 カイル・マクラクラン ダニー・トレホ

善玉と悪玉のエイリアンが、人間に寄生しながら追いつ追われつの捕り物劇を繰り広げるSFホラーアクション。アボリアッツ映画祭で「ロボコップ」と競って見事グランプリを獲得した秀作だけあって、当時のB級ムービーにしてはひじょうによく出来ていると思う。カイル・マクラクランの几帳面すぎてどこか滑稽なキャラはツインピークスでも健在。シナリオも単純明快で無駄なく、よくまとまっている。主人公の刑事2人のデコボコぶり、ちょこっとだがお色気、クリーチャーのデザイン、何かSFホラーの売れそうな要素を寄せ集めてつくっような映画。 ラストのオチも斬新ではないが、王道でよいのではないでしょうか。なぜにDVD化してくれないんだろう。

☆☆☆☆




「CASSHERN」 2004年 伊勢谷友介 麻生久美子

1970年代の竜の子プロのアニメが原作なのだが、原作を無視して宇多田のダンナが突っ走ってしまった内容で、ストーリー的に原作の面影はほとんど無し。キャシャーンである必要性が全く無い。くどくどと傷つけあうことの愚かさを繰り返し押し付けられ、ラストは見事にきれい事で締めくくられ、アニメのファンは「はぁ?」ってな感じじゃなかろうか。キャシャーンといえば誰しも鉄拳でロボットを粉砕するようなアクションを期待すると思うのだが、肝心のアクションシーンが、「アクションをこなせない俳優の演技をなんとかノリでごまかしてみました」という映像で、正直何がどうなっているのかさっぱりわからない。全体的に無理やり話を広げてややこしくしているような感じ。私としてはもっとシンプルな勧善懲悪ものを見たかった。映像の凝り様で☆3つだが、アニメのファンにはお勧めしない。

☆☆☆




「ロッキー1〜5」 1976〜1990年 シルヴェスター・スタローン タリア・シャイア

言わずと知れた名作。3以降は駄作(特に5作目)との評判だが、個人的には全部面白い。特に1作目と2作目は映画史に残る名作ですな。スタローンがこれほどの脚本を書き上げたのは、放校歴10回以上、アダルトビデオへの出演など、人生の辛苦をなめきったからだと断言できる。一番肝心のボクシングシーンがダメダメだったり、回を追うごとにウソっぽくなっていったりするところが目に付くが、そんなことをさっぴいても充分に感動出来るのではないだろうか。CGなんか使わなくても面白い映画を作れるんだという良い見本。しかしランボーといい、この頃のスタローンは輝いてたなぁ。お願いだからラジー賞ばっかり与えんといてくれ。

☆☆☆☆☆




「ランボー1〜3」 1982〜1988年 シルヴェスター・スタローン リチャード・クレンナ

ロッキーシリーズに匹敵するスタローンの代表作。グリーンベレーの優秀な隊員だったジョン・ランボーが、社会や、国相手にブチ切れる話。権力などといったものに対しては個人など無力に等しいのだが、ランボーがそういったものに暴力で対抗することにカタルシスが生まれるわけですな。唯一信頼できる上官、トラウトマン大佐でさえ軍という国家権力にがんじがらめで、現代社会で自由に生きることがいかに難しいかを謳った作品であり、単純な反戦映画ではないと思う。最近のスタローンにはロッキー6とかランボー4とか続編の話題が尽きないが、特にランボー4は、ランボーがビンラディンを殴るとか、ジャッキー・チェンと競演とか、まゆつば物の楽しげな作品になりそう。本来なら☆5つだが、ランボー3の結末があまりにしょぼいので☆マイナス1

☆☆☆☆




「スコーピオンキング」 2002年 ザ・ロック ケリー・ヒュー

アメリカン・ショー・プロレス、WWEの人気スター、ザ・ロック主演の古典冒険活劇。WWEといえば選手が試合後車に轢かれて運転手をボコったり、ひとりの女性レスラーをかけて試合し、勝った選手が彼女とのベッドシーンを場内で放映したりする、荒唐無稽な究極のエンターテイメントなのは知る人ぞ知るところだが、主演のザ・ロックはそんな完全やらせのショープロレス出身だけあって、表情やアクションの演技は想像していたよりはるかに良かった。内容はコナンザグレートとほとんど変わりないが、まぁ考えないで気楽に楽しめる娯楽映画としては、いい線いってると思う。ハムラプトラの外伝というふれこみだったので敬遠していた(つまりハムナプトラがクソってこと)のだが、全く別物といっていい。助演のケリー・ヒューがめちゃくちゃベッピンでセクシー。彼女が出ていなければホントにむさくるしい映画だろう。

☆☆☆




「フレディVSジェイソン」 2003年 ロバート・イングランド ケン・カージンガー

「エルム街の悪夢」シリーズのサイコキラー、フレッド・クルーガーと、「13日の金曜日」でおなじみのジェイソン・ボーヒーズ。映画史上屈指の2大殺人鬼がスクリーンで大激突!夢のモンスターの競演ということで、ファンなら必見の話題作。単なる企画物ではなく、しっかりとシナリオが作りこまれている他、スプラッターシーンが多少ソフトになっているので、ホラー映画にありがちな鑑賞後の嫌悪感が少なく、割と一般人にもおすすめできる。フレディとジェイソンの個性もはっきりしていて、過去のシリーズのファンの期待を裏切らない内容。フレディとジェイソン、果たしてどちらが強いかということは皆さんが最も興味のあるところだと思うが、そのへんはぜひ自分の目でチェックしてほしい。

☆☆☆




「ウォーターワールド」 1995年 ケビン・コスナー ジーン・トリプルホーン

環境破壊で陸地が全て海に沈んだ近未来で、伝説の大陸ドライランドを求めて、海賊どもと一匹狼の半漁人がドンパチやる話。一言で言えば海洋版マッドマックス。世界観や登場人物の個性などはよく練られており、王道だがそれなりに楽しめる作品。ラストのオチに、伝説の大陸は実は・・・みたいなどんでん返しがあれば、なお面白かったのではないかと思う。 面白くなくは無いが無難な作品なので、週末に親子そろって観るのならそこそこもりあがるんじゃないだろうか。個人的には好きな作品だけど、噂ではユニバーサルスタジオに行く前に観たほうが良いらしい (USJのほうが良く出来てるらしいので・・・)。

☆☆☆




「片腕カンフー対空とぶギロチン」 1976年 ジミー・ウォング カム・カン

”天皇巨星”と呼ばれた伝説のカンフースター、ジミー・ウォングの代表作。かなり古い作品だが、なぜか今頃になって東京ファンタスティック映画祭で上映されたり、映画雑誌で特集を組まれたりしているカルト映画。「片腕カンフー」の続編で、1作目で主人公が片腕になったいきさつが描かれているのだが、本作品において主人公が片腕である必然性が全く無く、なぜ続編にしたのかが分からない。多勢に無勢やブービートラップの数々など、主人公の戦い方が他に類を見ないほど卑怯極まりなく、苦笑必死の展開。出来はともかく、ネタとしてみればかなり楽しめるはず。

☆☆☆




「新 北斗の拳1」 2003年 声 子安武人 石塚運昇

あの「北斗の拳」がOVAで帰ってきた!現在はコミックバンチにて続編「蒼天の拳」が連載されているが、本作品は1作目の外伝的ストーリー。原作では語られなかったケンシロウのその後が描かれている。OVAだけあって飛び散る内蔵もごまかし無く描かれており、ケンシロウの声も神谷明から子安武人へとバトンタッチされているが、さほど違和感はない。CGの描きこみは多少荒さを感じるが、バイクやバギーがポリゴンで滑らかに動く様は、見ていてちょっと感動。2話目以降でガクト扮するセイジがどのような活躍をするのか楽しみ。蒼天の拳にも言えることだが、この第1話では、ライバル不在のケンシロウに少し物足りなさを感じた。熱い漢たちの戦いが見たい。

☆☆




「ファインディング ニモ」 2003年 声 アルバート・ブルックス エレン・デジェネレス

いやー、ディズニー侮りがたし!個人的にディズニーには「ガキ向けアニメ」という固定観念みたいなものがあるのだが、いざ観てみるとあれもこれも出来が良い。本作品もまた然り!ストーリーは、過去に妻と子供のほとんどを亡くし、臆病になっているカクレクマノミのマーリンが、人間にさらわれた息子ニモを救うために大冒険をするという単純な話。しかしながら、キャラの個性や映像がしっかりしており、泣かせどころ、笑わせどころのポイントにしても、天下のディズニーは、どのスイッチを押せば客がついてくるか完全に分かっていらっしゃる。健康優良な万人に薦められるアニメ。

☆☆☆☆




「ラストサムライ」 2003年 トム・クルーズ 小雪

日米スター競演映画は、1992年上映の「落陽」(加藤雅也・ダイアン・レイン)の記憶が痛ましく残っていて、例にもれずラストサムライも、どうせ話題性だけの映画だろうという先入観からいやいや観てたのだが、実はこれがなかなかの大作であった。西部開拓時代に祖国のためにネイティブアメリカンを侵略した軍人が、国の近代化に伴い心のよりどころをなくし、日本の武士道の中に人としての生き方を見出すというストーリー。アメリカ人から見た日本はいまだに人間魚雷で突っ込んでくるようなイメージがあるのか、ラストは男気あふれる武士たちが玉砕覚悟の大奮闘。次々に見事な散り様を見せてくれる。モラルもへったくれもない最近の若造に、教育教材として見せてやるべき。

☆☆☆




「英雄 HERO」 2002年 ジェット・リー トニー・レオン

後の始皇帝、秦王に謁見を許された無名と名乗る男の真の目的とは・・・!とにかくネタバレしまくってた映画なので、せっかくのオチに驚きがなかったのは痛い。まぁ予備知識なく観ればそれなりに楽しめると思うが、アクション以外は説明的なシーンの連続なので、全体的にくどく、そのわりに内容は薄い。CMのカットはすごく派手な映画のように思えるが、実際はすごく地味な映画で、アクションを期待して観ると肩透かしを食らうだろう。天地大乱以来のジェットXドニーのガチンコ対決がファンには見所。テーマごとに色彩を統一した構成は評価が高いと思うが、個人的には芸術を意識するよりワンチャイシリーズのような娯楽作に仕上げた方がよかったと思う。ジェット様主演ということで、逆に評価は辛めにつけた。

☆☆




「パイレーツ オブ カリビアン」 2003年 ジョニー・デップ オーランド・ブルーム

ディズニーランドの某アトラクションの映画化なのでかなり子供向けだと思っていたが、実際はさほど幼稚な映画でもなかった。呪われた不老不死の海賊軍団が、呪いを解くために悪戦苦闘する話。オチは読めるし、凝った映像でもなく、ごく普通の娯楽作。ジェニー・デップのキャラクターのみで映画を引っ張っていってるような感じで、主演がデップでなければ相当駄目な映画になっていたかも知れないと思わせる。ストーリーも微妙に分かりにくく、物語に入り込めない。セットに金かけて旬な役者を取り揃えてみましたという、観て得も損もない作品。まぁあまり考えずに観れるところが良いといえば良いかも。

☆☆




「シュレック」 2001年 声 マイク・マイヤーズ エディ・マーフィー

ドリームワークスのフルCGIアニメーション。怪物のシュレックが、王様の命令で、囚われのお姫様の救出に向かうというファンタジー映画。メルヘンチックだが少し毒があり、一般のおとぎ話が実際はそれほどメルヘンでないという部分を誇張した、今風のメルヘンに仕上がっている。予備知識もなく観たので、シュレックがナメクジを食べてたりクッキーマンが拷問を受けてたりするのは若干違和感があったが、アニメという土俵でディズニーにはないアプローチの勝負をしていると思う。キャラクターは生き生きしていて好感が持てるが、ストーリーはわりと平凡。

☆☆




「スパイダーマン」 2002年 トビー・マグワイア ウィレム・デフォー

実験用の特殊な蜘蛛に刺された少年が、超人的な肉体と蜘蛛の能力を身につけ、世の悪を成敗していく話。スパイダーマンの誕生編といった内容。ヒーローゆえの悩みや思春期の悩みなど、描いている内容はけっこう辛気臭いのだが、テンポのよさと爽快なカメラワークで悲壮感を感じさせないところが成功している。原作の方では、ラストでスパイディがメリーを助けられず、しかもメリー殺害の汚名を着せられてマスコミに滅茶苦茶叩かれるという内容だったと思うが、映画では若干救いある終わり方になっている。CGの荒さは目立つが、ゲーム感覚で観ればさほど気にならないだろう。アメコミ原作の映画ではかなり成功の部類に入る。

☆☆☆☆




「テキサスチェーンソー」 2003年 ジェシカ・ビール エリック・バルフォー

伝説的ホラーの傑作「悪魔のいけにえ」のリメイク。テキサスの田舎町を旅行中のエリン一行が、狂人一家の殺人ゲームに巻き込まれる話。全編グロとスプラッター描写のオンパレードで、あまり他人にはお勧めできない作品。最近のホラー映画のような緩急使い分けた演出の怖さではなく、最初から最後まで直球勝負の残酷さで、ホラーブームに便乗してお化け屋敷感覚で観てしまうと、とんでもないしっぺ返しを食らう。バトルロワイアルと同じR−15指定だが、これに比べればバトルロワイアルの残酷度などほんの子供だまし。R−18でもよいくらいだ。ジェシカ・ビールが迫真の演技で、狂気すれすれの状態を見事に演じている。この題材に正面から挑んだマーカス監督に☆プラス1。

☆☆



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